忘れられない葬儀の思い出

私には、小学校の教員をしていた時の忘れられない教え子の葬儀が、あります。もう40年以上も昔の事です。その一つは、海岸の学校に勤務していた地域でのことでした。葬式の時には、私は、すでにその地域から20数キロはなれた所へ転勤していました。集中豪雨の被害だったのです。夏のことだったと思いますが、ものすごい集中豪雨がおきて土砂崩れも起きたのでした。その時、教え子の一人が、土砂と共に海へ流されてしまったのです。そのことを人づてにきいたので、葬式に私も出席しました。教え子は、まだ10歳でした。たった10歳で旅立った教え子がほんとうに可哀想でした。そこの地域は、なぜか、泣き女の風習が残っているのでした。出棺のとき、棺に取りすがって内臓を振り絞るように泣く泣き声は、何年経っても私の耳から離れることはありません。

もう一つは、2年生の子どもが、父親の葬儀に、喪主をしなければならなかった姿でした。たった10歳くらいで父親を失って、これから先、困難な人生が待ち受けているのだろうと思うと思うと涙が止まりませんでした。人は、誰でも、色々の苦難を乗り越えて生きていくのですから、幼い時の辛さがその後の人生に必ず役に立つだろうと思います。そのように考えて前向きに生きていくしかないのだと思います。ただ思うことは、人は、やっぱり親より先立っては、いけないなと思います。親を失うのは自然の流れで悲しくても当たり前なのですが、子を失った親の気持ちは癒されぅ事は無いだろうと思います。

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